免疫力を上げたい!漢方で体質改善をして寒い冬を乗り切ろう!

健康 免疫力

感染症が流行する寒い冬、免疫力を上げてウイルスに負けずに元気に乗り切りたいですよね。

しかし免疫力を上げようとして食べ物に気をつけたり、規則正しい生活習慣を送っていても、体質によっては免疫力が上がりにくい人もいます。

いぬ
いぬ
免疫力が上がりやすい体質に改善するには、どうしたらいいの?
そういった方には漢方薬をおすすめします。
西洋医薬品には抵抗があるけど、漢方薬なら飲んでみたい!と言う方もいますよ。
漢方医
漢方医
いぬ
いぬ
サプリメントとは何が違うの?
サプリメントは名前の通り、あくまでも足りない栄養素を補ってくれる機能性食品です。
漢方薬は薬を組み合わせて作られた医薬品なんですよ。
漢方医
漢方医

漢方薬は西洋医薬品のように即効性はありませんが、長期間飲み続けることで効果をあらわします。 

どんな漢方薬を飲めば免疫力アップに効果があるのかご紹介します!

免疫力とは?

免疫力とは、細菌やウイルスから身体を守る機能のことです。
免疫力が下がると風邪を引きやすくなったり、肌が荒れたり、アレルギー症状が出たりします。

漢方薬とは?

そもそも漢方薬とは、どういった薬なのでしょうか。

漢方薬は、中国が起源の漢方医学で使われる薬のことです。自然の植物や鉱物などから作られており、生薬と呼ばれます。その生薬の種類、量、組み合わせなどが研究されて、薬となったものが漢方薬です。しかし漢方薬はひとりひとりの体質や症状に合ったものでないと、しっかりと効果が発揮されません。

専門の漢方医や漢方クリニックでは、漢方医学に沿った問診や診察を行い、それぞれに合った漢方薬を処方してくれます。

免疫力が上がる漢方の種類は?

たくさんの種類がある漢方薬。どんな漢方薬を飲めば免疫力が上がるのでしょうか。

腸内環境を整える効果がある漢方薬

腸内には全身の免疫細胞の約7割が存在しています。腸内細菌がバランスよく生息しておらず腸内環境が悪いと、腸の免疫機能が低下し、感染症などにかかりやすくなります。なので、腸内環境を整えることが免疫力を上げることに繋がります。

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

胃腸の働きを整えて、体力を回復をさせてくれ、元気を補ってくれる漢方薬です。
胃腸の消化吸収機能を整えて、病気に対する抵抗力を高めてくれます。全身倦怠感や食欲不振などの症状にも効果があります。

香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)

消化管の中の余分な水分を取り除いてくれて、胃の痛みや胃もたれなどの不快感を改善してくれます。そして身体を温める働きがあります。気分の落ち込みも改善してくれます。

身体を温める効果がある漢方薬

身体が温まると体温が上がり、免疫細胞が活発化します。

例えば、冷え症の人は血流が悪く、手足の先まで血液が循環しなかったりすることで血行不良になりやすいのです。ふつう、血液の中にいる免疫細胞が血流に乗って身体中を巡り、ウイルスや細菌から守ってくれます。しかし、血液がうまく流れていないと身体の中にウイルスが入ってもそこに免疫細胞が集まらず、細菌やウイルスを撃退できません。そして風邪などの感染症にかかりやすくなってしまうのです。

なので、お風呂でよく温まったり、適度な運動をすることで体温が上がり、免疫細胞が活発化します。

人参養栄湯(にんじんようえいとう)

冷え症や貧血気味、体力が落ちているときに効果があります。消化器の働きを高め、栄養を全身に行き渡らせてくれます。咳の症状にも効果があります。

加味逍遙散(かみしょうようさん)

身体のバランスを整えてくれ、自律神経を調整し、血行を促進する効果があります。イライラや眠れないなどの症状があるときにも効果があります。

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

全身倦怠感、自律神経失調症、食欲不振、手足の冷えなどに効果があります。名前の「十全」には「完全無欠」という意味があり、すべてに働いて、体力・気力を回復してくれます。

予防もできる漢方薬

漢方薬は治療だけでなく、病気の予防にも役に立ちます。エネルギーを補充する効果がある漢方薬がおすすめです。

上記の補中益気湯、十全大補湯、人参養栄湯などがそれにあたります。

煎じ薬

煎じ薬とは、漢方を煎じてお茶のようにして飲む内服方法です。顆粒剤や錠剤は加工して飲みやすくされていますが、煎じ薬は加工されていないので、薬の効果が100%発揮されます。そして液体なので薬の成分を早く吸収できるのです。

>>補中益気湯 煎じ薬

↑上記リンクのようにティーバックの形で販売されていることもあるので、手軽に煎じ薬を試すこともできます。

生薬配合入浴剤


>>生薬配合天然薬草湯セット

漢方が入った入浴剤もあります。お風呂で心身ともにリラックスしながら、漢方の効果を肌から吸収できますね。

まとめ

  • 漢方薬は体質や症状に合ったものでないと、効果が発揮されない
  • 腸内環境を整える効果がある漢方薬が免疫力を上げる
  • 身体を温める効果がある漢方薬が免疫力を上げる
  • 漢方薬には病気の予防効果もある

ご自身の悩みや体質に合った漢方薬を選びましょう。体質や症状によって効果が違うので、専門医や薬局で相談するといいと思います。腸内環境を整えて、身体を温めると自然治癒力が高まります。感染症が流行する季節にも、ウイルスや細菌に負けない身体作りをしたいですね。