ヨガの猫のポーズを紹介。簡単だけど嬉しい効果がたくさんあります。

ヨガ 健康

皆さんは、ヨガと言うとどんなポーズを想像しますか?雑誌やテレビで見かけるような、難しいポーズを想像する方も多いのではないでしょうか?。そんなポーズを見ると、「自分にはできない」と思ってしまいがちです。実は私もそう思ってしまう1人です。

でも実際のヨガのポーズには、初心者さん向けの簡単なものも数多くあります。今回紹介する猫のポーズも、そのうちの1つです。簡単だけど、嬉しい効果がたくさんあるという猫のポーズ。今日は、猫のポーズの嬉しい効果とポーズのとり方、注意点などを紹介していきますね。

ヨガの猫のポーズってどんなもの?

猫のポーズは、四つん這いになって背中を丸めたり伸ばしたりを繰り返すポーズです。その様子が猫や牛のようにも見えることから、英語では「キャット&カウ」とも呼ばれます。

ちなみにヨガ発祥の地、インドの公用語であるサンスクリット語では、「ビターラアーサナ」、「マージャナアーサナ」と呼ばれます。

猫のポーズは、ヨガをやったことがない方や初心者の方向きのポーズとも言われます。そういえば、数年前ヨガ体験レッスンを受けた時もこのポーズが入っていました。

猫のポーズにはどんな効果があるの?

猫のポーズは背中をまんべんなく動かして、背骨をゆるめるものです。

背骨は体の中心であり、自律神経にも関係する場所でもあります。背骨をゆるめると、自律神経の働きが整うという嬉しい効果があります。

自律神経の働きが乱れると、身体的な不調や精神的な不調が出てきます。

身体的な不調では、体のだるさ・頭痛・肩こりなどがあげられます。精神的な不調では、やる気が出ない・イライラする・集中力が低下するといったことがあります。このような症状は病院に行っても異常なしと言われることも多いです。異常がないのに、体調がよくないのは辛いですよね。私自身も、時々こういう症状が出てきます。

ヨガにはこのような不調、いわゆる「プチ不調」の原因になっている、自律神経の乱れを改善できる効果もあるとされます。猫のポーズは、自律神経の乱れを改善するのに特におススメと言われています。

もう少し具体的に言うと、

  • リラックス効果。
  • 腰痛がやわらぐ。
  • 背骨を動かすことで体のコリがほぐれる。
  • ウエストが引き締まる。
  • 猫背が改善される。
  • 便秘解消につながる。

などの効果があります。ヨガ初心者さんにも出来る簡単なポーズでプチ不調が軽くなるのは嬉しいことですね。

私自身最近パソコン作業の時間が長いので、猫背になりやすく、すごく肩もこります。こりがほぐれると聞くと嬉しいですし、積極的に取り組みたくなります。また便秘解消も、個人的には嬉しい効果です。

それにしても猫背改善に猫のポーズって、なんだかおもしろいですね。

猫のポーズを試してみた!

実際に猫のポーズを試してみました。猫のポーズで背中をスムーズに動かすためには、尾てい骨を意識して動かすというポイントがあります。なのでその通りやってみようとしたのですが、最初の方はついつい首の方から先に動かしていました。でもそれだと動きもぎこちなくなり、体にも変な力が入りました。

そこでいったんポーズを止めてやり直しです。頭の中で、「尾てい骨、尾てい骨」と唱えながらゆっくりポーズをとりました。そうしたら、とてもスムーズに動けました。

意外に難しかったのは呼吸です。ポーズをとっていると、ついつい息を止めてしまうのです。息を吸って吐いてを意識してやってみても、気が付いたらポーズだけに集中していました。

ポーズをとりながら呼吸もするいうことが難しいと感じてしまうのは私だけでしょうか?

でも実際にやってみたら、背中が伸びてとても気持ちがよかったです。体験レッスン以来数年ぶりに試してみましたが、5回くらいなら無理なく行えました。なので今後も続けようと思います。

どんなポーズ?やり方を教えて?

  1. まず最初に四つん這いになる。両手は肩の真下、両膝はお尻の下に置く。
  2. 両手両足ともに肩幅程度に開く。
  3. 息を吐きながら、おへそを見るイメージで、背中をまるめる。
  4. 息を吸いながら、背中をそらす
  5. この流れを5回程度繰り返す。最初は1回からでもOK。

猫のポーズを分かりやすく教えてくれている動画を見つけましたので、紹介しますね。

猫のポーズの注意点は何?

息を止めずに行う。

息を止めてしまうと、体に力が入ってしまい、リラックスできないので注意してください。

四つん這いになる時は肩と耳を離す。

耳と肩が近いと手や肩に余計な力が入ってしまいます。また、息を止めた時と同じようにリラックスできなくなります。

尾てい骨から胸の骨、そして首の骨の順番で動かす。

尾てい骨を意識しながら動かすことで、背中全体をスムーズに動かすことができます。

体に痛みがある時は無理に行わない。

くれぐれも無理は禁物です。

まとめ

  • 猫のポーズは背中を動かして、背骨をゆるめる動きである。
  • 自律神経の乱れを改善して、プチ不調を軽くする効果がある。
  • 具体的には、リラックス効果・体のこりがほぐれる・便秘解消などの効果がある。
  • 四つん這いになり、背中を丸めたり伸ばしたりを繰り返す。
  • 呼吸を止めない、四つん這いの時は耳と肩を離す、尾てい骨から動かしていく。
  • 痛みがある時は無理しない

いかがでしたか?簡単だけど奥が深い猫のポーズ。すぐに効果が出るものではありませんが、日常生活の中で習慣にしていくと少しずつ体がよい方向に変わっていきます。ヨガ未経験者さんも初心者さんも、プチ不調を軽くするお手伝いとして猫のポーズを試してみませんか?