ヨガはふくらはぎのむくみを解消する効果あり。スッキリ脚の第1歩。

ヨガ 健康

この記事を読まれている方の中には、ふくらはぎのむくみに悩まされている方も多いと思います。ふくらはぎを含めて、脚のむくみは辛いですね。

脚がパンパンになって、時には痛みを感じることもあります。また、スリムなジーンズがはけなくなるなど、おしゃれができなくなるというデメリットもあります。

そこで今回は、ふくらはぎのむくみを解消におすすめのヨガのポーズを4つ紹介します。

むくみを解消して、スッキリとした脚で夏を過ごしたい方の役に立てたら嬉しいです。

なぜヨガはふくらはぎのむくみに効果があるの?

  • ヨガのポーズや呼吸により自律神経のバランスが整い、リラックスできる。それにより血流が改善される
  • 毎日ポーズをとることで、ふくらはぎの筋肉がつく。そのため血流がよくなる
  • ヨガのポーズでふくらはぎや、そけい部(太ももの付け根)が刺激されるので、ポンプ作用が働いてくれる

これらの理由で、ヨガはふくらはぎのむくみに効果があるのです。

私も毎日ヨガをやっていますが、ポーズによってはかなり体を動かします。時には翌日、もしくはそれ以降に筋肉痛が出てくるものもあります。

こう考えると、ヨガのポーズは、ゆっくりな動きながら筋肉を使っていることが分かりますね。これがむくみ解消に一役買っています。

どうしてふくらはぎはむくむの?

ふくらはぎには腓腹筋(ひふくきん)と呼ばれる筋肉があり、ポンプ作用という働きがあります。

具体的に言うと、下半身にたまった血液やリンパ液(細胞の外側にある血液以外の水分)など、体内の水分を上に押し上げる効果です。そのためふくらはぎは第2の心臓とも呼ばれます。

ただしポンプ作用は、筋肉を伸ばしたり縮めたりなどで動かさないと働きが悪くなります。

椅子に座りっぱなしだったり、逆に立ちっぱなしだったりして長時間同じ姿勢を繰り返していると、筋肉は動かないのでポンプ作用が働きません。そうなると体の水分が重力によって下がり、ふくらはぎなど脚にたまります。これがむくみです。

私は最近椅子に座っている時間が長いので、むくみやすくなりました。そのため時々休憩をとってヨガのポーズをとったり、ストレッチをしたりしてふくらはぎを動かします。

ふくらはぎがむくむと、脚全体のむくみにつながります。逆に言うと、ふくらはぎのむくみを予防・解消できれば脚もむくまずにすみます。むくみがないと脚がスッキリするので、嬉しいと感じる方も多いでしょう。

むくみ解消におすすめのヨガポーズ4選

ここでは、ふくらはぎのむくみに効果があるポーズを4つ紹介します

あおむけの合せき(がっせき)のポーズ

ポーズのとり方

  1. あおむけの姿勢になり、両膝を立てる
  2. 両方の足の裏を合わせる
  3. 足の裏を合わせたまま、両膝を外側に倒す。無理に床につけなくてもよい
  4. その状態で3~5回ほど呼吸する

このポーズの効果

下半身の血行をよくする・太ももの付け根であるそけい部が刺激され、余分な水分や老廃物が排出されやすくなるといった効果があります。

その結果、むくみ解消に役立ちます。

実際にやってみた感想

以前行った、座った状態での合せき(がっせき)のポーズと比べると膝が床につきにくかったです。なので無理せず、できる範囲で膝を倒してみました。それでもそけい部がよく伸びたと感ました。

参考動画はこちらです。

さぎのポーズ

ポーズのとり方

  1. 両脚を伸ばして座る
  2. 左脚を曲げる
  3. 右膝を胸につけてから、右脚を上げる
  4. その状態で3~5回ほど呼吸する
  5. 脚を入れ替えて同じようにポーズを取る

このポーズの効果

ふくらはぎをしっかり動かすことでポンプ作用が働き、血行促進やむくみ改善の効果があります。

実際にやってみた感想

ずばりふくらはぎがよく伸びました。

私は台所仕事をするときに、つま先立ちを何度か行いふくらはぎのストレッチをしていいます。だけど、このポーズの方がもっとふくらはぎが刺激される感じでした。

確かにこれはむくみに効果があるなと実感しました。

参考動画はこちらです。

三日月のポーズ

以前紹介した、三日月のポーズもむくみに効果があります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ダウンドッグのポーズ

もう1つ、むくみに効果があるのがダウンドッグのポーズです。体の冷えを軽減して、血流をよくするという働きがむくみに効きます。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

病気が原因のむくみもある

心臓や腎臓、肝臓などの病気が原因のむくみもあります。また、下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)と言って、ふくらはぎにある血管がふくらむことで起こるむくみもあります。

何をやってもむくみがよくならなかったり、むくみ以外の自覚症状がある場合は一度病院を受診してください。

まとめ

  • ヨガのポーズは自律神経のバランスを整える・筋肉がつく・ふくらはぎを刺激する・血流をよくするといった効果がある
  • ふくらはぎには腓腹筋(ひふくきん)という筋肉があり、下半身にたまった余分な水分を上に押し上げる働きがある(ポンプ作用)
  • 筋肉を動かさないと、ポンプ作用はうまくはたらかない。これがむくみの原因
  • ふくらはぎがむくむことで、脚全体もむくむ
  • むくみ解消におすすめヨガポーズは4つ
  • あおむけの合せき(がっせき)のポーズ・さぎのポーズ・三日月のポーズ・ダウンドッグのポーズ
  • 病気が原因のむくみもあるので、よくならない時や他の症状がある時は病院を受診すること

ふくらはぎのむくみは、健康面でも美容やファッションの面でもマイナスです。

ヨガのゆっくりとしたポーズでふくらはぎに刺激を与えることで、ポンプ作用が働き、むくみが解消されます。

ただし、下の記事にも書かれていますが、1日だけでは効果が出ません。毎日コツコツと繰り返して、むくみのないスッキリとした脚にしてみませんか?