ストレッチ中の無理な伸ばしすぎに注意!痛みが出たときの対処法は?

ストレッチ

くま
くま
ストレッチって気持ちいい! もっと伸ばしたい!!
くま
くま
あれなんか痛いぞ・・いたたた・・・

このように「健康のためにはたくさん伸ばしたほうがいいのかも」と思って、ストレッチをがんばったあと、筋肉痛のような痛みが残ってしまったことはありませんか?

もしかすると伸ばしすぎて筋肉を傷めてしまったのかも知れません。
放っておくと、痛みがずっと残ってしまったり、何度も症状を繰り返すことになってしまうかも・・

そんな怖いことにならないためには、どう対処すればいいのかご説明しますね!

ストレッチ中の伸ばしすぎとは?

ストレッチ中、無理に伸ばしすぎたことで、筋肉が断裂して肉離れのような症状が出ることがあります。この症状はオーバーストレッチと呼ばれ、筋肉の組織がケガを負っているような状態です。

症状がひどいときは、炎症を起こして腫れてしまうこともあります。炎症を起こしてしまうと、筋肉が硬くなり、せっかくのストレッチが無駄になってしまいますので、無理に伸ばしたりしないように注意しましょう。

オーバーストレッチの対処法は?

痛みを感じたら、すぐに患部を冷やしてください。湿布ではなく、必ず氷を使って冷やしましょう。冷やして炎症を鎮めたあと、温めて回復を早めることが一般的な対処法になります。

正しい処置をしないと、治るのが遅くなったり、何度も繰り返したり起こるようになってしまいます。オーバーストレッチの症状が癖になってしまい、選手生命を絶たれたアスリートもいるそうです・・

治療方法は?

  1. 氷をビニール袋に入れてタオルを巻く
  2. 患部に当て、低温火傷をしないように調整しながら冷やす
  3. 10分間冷やして、1時間様子をみる
  4. 痛みや腫れが治まってきたら完了
  5. 痛みが続くようなら、もう10分冷やす
  6. それ以上は冷やさないようにして安静に過ごす
  7. 腫れや痛みが落ち着いてきたら、自然治癒力を高めるためにお風呂で温めて血液の流れを良くする

患部は揉んだり押さないようにしてください。炎症が広がってしまうことがあります。

触れても痛みを感じない程度まで回復してきたら、軽いマッサージを行なって筋肉に刺激を与えてください。痛みを感じるようなら、まだ安静にしていてくださいね。

治療期間は?

症状にもよりますが、だいたい2~4週間ぐらいかかります。ひどいときは数ヶ月かかることもあります。再発しやすいので、あせらずにゆっくり治していきましょう。

なぜオーバーストレッチを起こしてしまうの?

どうすればオーバーストレッチを防ぐことができるのでしょうか。

オーバーストレッチを起こしてしまう原因は、主にストレッチの強さと長さです。

ストレッチの強さ

ストレッチの強さは「身体を伸ばして、痛みを感じることなくその姿勢を数秒間キープできる」ぐらいがちょうどいい強さです。

筋肉が引っ張られて痛みを感じるところまで無理をして伸ばしてしまうことが、オーバーストレッチを起こしてしまう原因となります。気持ち良さを感じるところでやめましょう。

ストレッチの長さ

明確に何秒間行なえばいいという決まりはありませんが、ストレッチの強さと長さは関係があります。

例えば、ちょうどいい強さのストレッチなら、1分間キープしても何も問題はありません。しかし、伸ばしすぎの強いストレッチを30秒行なうとオーバーストレッチを起こしてしまうことがあります。

オーバーストレッチを起こしやすい部位は腰や太ももの裏です。特に太ももの裏を痛めてしまう人は非常に多いそうです。気をつけましょう。

オーバーストレッチを防ぐためには?

筋肉がリラックスしているときに行なうと、オーバーストレッチを防ぐことができます。

  • 深呼吸をしながらストレッチを行なう
  • お風呂に入った後にストレッチを行なう
  • いたきもちいいところで止める

寒くて身体がぎゅっと固まって緊張しているときより、お風呂あがりなどの心身ともにリラックスしているときに行ないましょう。良質な睡眠をとることにも繋がります。

まとめ

  • ストレッチは伸ばしすぎると筋肉の組織を痛めてしまう
  • きちんと対処しないと、痛みが残ってしまったり繰り返してしまう
  • ストレッチは伸ばしすぎると筋肉の組織を痛めてしまう
  • 筋肉の組織を痛めてしまう原因は、主にストレッチの強さと長さ
  • 対処法は氷で冷やして炎症をしずめて、温めて血行を良くすること
  • きちんと対処しないと、痛みが残ってしまったり繰り返してしまう
  • お風呂あがりなど、リラックスしているときにストレッチを行なうと良い

健康のために行なったストレッチで身体を痛めてしまうと悲しいですよね。ストレッチは決して無理はせず、ゆったりゆっくり行ないましょう。もしオーバストレッチを起こしてしまったら、すぐに冷やしてください。

下記記事のような、身体の疲れを取ってくれるストレッチもたくさんあります。よかったらお試しくださいね。