ヨガで肩こりは解消できる?その理由とおススメポーズを紹介します。
最近、肩こりで困っている人が多いと聞きます。実は私もその1人。パソコン作業に集中すると、かなり肩がこってしまいます。時には仕事に差しつかえるほどのこりや痛みを感じます。
そんな中、ヨガは肩こり解消にも効果ありだと聞きました。
この記事を見てくださっている人は、ヨガに興味がある人が多いと思います。そこで今回は、ヨガが肩こりにいい理由とおすすめポーズ4つを紹介します
もくじ
ヨガはどうして肩こり解消になるの?
血流がよくなり、老廃物がたまりにくくなる
ヨガのポーズはゆっくりな動きですが、筋肉をしっかり動かしてくれます。また、ヨガは有酸素運動でもあるので、自律神経のバランスを整える働きもあります。
これらのことが合わさって、血流がよくなり老廃物がたまりにくくなります。
私も毎朝15分から20分程度ヨガを行っていますが、ポーズを取るうちに体はあたたかくなってきます。朝は目覚めたばかりなので体がこわばりがちですが、ヨガをした後はこわばりが楽になり、体が軽くなります。これも血流がよくなった証拠ですね。
呼吸によるストレス改善
ヨガではポーズだけではなく、呼吸も大切な要素です。ゆっくり大きな呼吸をすることで、自律神経の中の副交感神経(リラックス方向に働く)が優位になります。
そのため緊張がほぐれ、ストレス改善にも効果があるのです。
私はヨガをしている時に、ついつい呼吸を止めてしまいがちです。そうなると体に余計な力が入ってしまいます。逆に呼吸を意識してポーズを取ると、緊張がほぐれリラックスしながらポーズを取ることができます。
筋力がつき、肩への負担が軽くなる
先ほども書いたようにヨガのポーズは筋肉をしっかり動かします。肩回りの筋肉を動かすことで筋力がつき、頭を支える時の肩への負担が軽くなります。
私自身、筋力がついたという実感はまだありませんが、ポーズを取っていると肩回りの筋肉を使っている実感があります。今後も続けていくことで、筋力がつくだろうという希望を持っています。
肩こりはどうして起こるの?
人間の頭の重さは体重の1割程度と言われています。体重60㎏の人なら約6㎏。ボーリング用のボールより重いくらいですね。その重さを支えているのが肩や首です。首の骨は自然なカーブを描いているので、それにより頭の重さを分散して支えてくれます。
そしてもう1つ、頭の重さを支えてくれるのが、筋肉です。
しかし日本人の体は外国人より骨格がきゃしゃな上、筋肉量が少ないです。そのため、日本人はもともと肩こりを起こしやすいのです。
それに最近はパソコンやスマートフォンを使う人が多く、長時間同じ姿勢をとりがちです。よい姿勢ならいいのですが、これが残念なことによくない姿勢です。
パソコンやスマートフォンを使うと、どうしてもうつむきがちになってしまいます。その結果、ストレートネックという「首の骨がまっすぐな状態」を生み出してしまいます。ストレートネックになると、首の骨で頭の重みを分散して支えることができず、肩の筋肉への負担が大きくなります。
その結果、肩の筋肉が緊張して血行が悪くなります。そして老廃物がたまり、肩こりの原因になります。
また、ストレスや運動不足でも血行は悪くなり、肩こりに拍車がかかります。
ただでさえ肩こりをおこしやすい日本人ですが、生活スタイルの変化で、より肩こりを引き起こしやすくなっているのです。
肩こり解消のポーズを知りたい
猫のポーズ
背骨がほぐれて、肩こりを解消する効果があります。
こちらの記事で、ポーズのとり方を紹介しています。動画もありますので、ぜひご覧ください。
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猫の伸びのポーズ
肩や腕がしっかりほぐれて気持ちがいいポーズです。もちろん肩こり解消にも効果があります。
ポーズのとり方
- 四つん這いの姿勢になる
- お尻の高さはそのままで、手を前に出す
- あごと胸を床に近づける
- その姿勢で3~5回ほど呼吸する
参考動画はこちらです。
牛の顔のポーズ
肩甲骨周りがほぐれるポーズです。座ってできるものなので、仕事中「肩がこったな」と思った時にやってみるのもよいでしょう。
ポーズのとり方
(いすに座ったままで行う方法です)
- 右腕を上げてから、肘を上にして右手を背中に置く
- 左肘を下にして、左手を背中に置く
- 背中に置いた両手をつなぐ(指だけつなぐのでもOK)
- この姿勢で3~5回ほど呼吸する
- 手をつなぐのが難しい時は、タオルを使うとよい
参考動画はこちらです。
橋のポーズ
肩甲骨が動き背中も伸びるので、肩こり解消や姿勢改善といった効果があります。
ポーズのとり方
- 両膝を立ててあおむけになる
- 息を吸いながら、頭と足はそのままでお尻だけをを持ち上げる
- お尻の下で両手をつなげる
- この姿勢で3~5回ほど呼吸する
参考動画はこちらです。
実際にポーズを試してみた
この4つのポーズを私も試してみました。いずれのポーズでも肩回りが伸びたり、肩甲骨が開くことを感じることができました。個人的には、「橋のポーズ」が一番肩回りが楽になるポーズだと感じました。
続けて行えば、肩こりがかなり楽になりそうだなと言うのが私の感想です。
それでも肩こりが続く時
原因は何?
ヨガの肩こり解消ポーズを続けていても肩こりが続く、または肩こりがひどくなったという場合は以下のような原因が考えられます。
- ポーズをとる時に、頑張りすぎて余計な力が入る
- 呼吸を止めてポーズをとっている
- 首や内臓の病気が原因だった
対処法はある?
原因によって対処法は違ってきます。主な対処法は以下の通りです
- 肩の力を抜いてポーズをとる
- 呼吸を意識する
- 習っている先生にポーズのとり方呼吸について相談する
- こりや痛みが続くようであれば、ヨガをお休みして病院を受診する
まとめ
- 人間は肩や首で頭の重さを支えている
- 日本人は筋肉量が少なく骨格もきゃしゃなので、肩こりをおこしやすい
- 生活スタイルの変化による姿勢の悪さ・血行不良・運動不足・ストレスなども肩こりに拍車をかける
- ヨガは、血流改善・ストレス解消・筋力アップと肩こり解消の要素が多い
- おススメポーズ4つの中で、個人的なおすすめは橋のポーズ
- ヨガをやっても肩こりが続く時は、まず原因を探る
- 病気やけがが原因の時は、病院を受診する
日本人特有の悩みともいえる肩こり。辛い場合は、一度ヨガを試してみてはいかがでしょうか?
きっと肩こり解消以外にも、体と心を整えるよい効果をもたらしてくれるはずです。