ご存じですか??BCAAと睡眠の切っても切れない深い関係

サプリ 睡眠

トレーニングのお供にBCAAを取り入れている人、もしくはこれから取り入れようと考えている人も多いと思います。
ですが、BCAAを飲むにあたって、少し注意してほしいことがあるんです。
それはBCAAの摂取には良いことばかりではないということなんです。

いぬ
いぬ
え!?BCAAっていいことだけじゃないの!?

特にBCAAと睡眠には意外と深い関係があるんです。
睡眠は健康の基本、ダイエットや筋肉の発達にとっても大切な要素です。
そこでこの記事では、BCAAが睡眠にどんな影響があるのかを見ていきましょう。

BCAAと睡眠の関係

BCAAと睡眠にはどのような関係があるのでしょうか。
ここでは、BCAAを睡眠前に摂るメリットとデメリットについて考えてみます。

メリット

BCAAを睡眠前に摂ると、以下のようなメリットがあります。

  • 睡眠中のエネルギー枯渇による筋肉の分解を防ぐことができる

睡眠中は当然栄養補給を行えません。
睡眠中も呼吸や消化は継続されているので、体内のエネルギーはどんどん使われていきます。
やがて体内のエネルギー源が枯渇してくると、筋肉を分解してそれをエネルギーに変換していきます

BCAAには筋肉のエネルギーとなる特徴があります。
そのため、睡眠前にBCAAを摂ると睡眠中のエネルギー枯渇を防止でき、筋肉の分解も防ぐことが狙えます。

筋肉の合成は主に睡眠中に行われます。
合成した筋肉を分解されずに済みますので、BCAAを睡眠前に摂取すれば筋肉の発達の助けになりそうですね。

BCAAの筋肉への効果についてもっと知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。

参考記事はこちら

筋トレ時にBCAAを摂るメリットについてもっと詳しく知りたい方は下の記事を読んでみてください。

参考記事はこちら

デメリット

一方、睡眠前にBCAAを摂取することにはデメリットもあります。

  • 寝つきが悪くなる可能性がある
くま
くま
寝つきが悪くなるって、大したデメリットじゃない気もするけど?

いえいえ、これが結構重要なんですよ。
ここからは寝つきが悪くなる理由や、寝つきが悪くなるとどのような影響があるか詳しく見てみましょう。

BCAAの摂り方を間違えると睡眠に悪影響

睡眠の質にかかわるホルモンとしてメラトニンがあります。
そのメラトニンの分泌を制御しているのがセロトニンで、その原料となるアミノ酸がトリプトファンです。
ここでは詳しく解説しませんが、BCAAが体内に多量に存在すると、トリプトファンの血液中から脳への運搬が阻害されると言われており、その結果メラトニンの分泌が上手くいかなくなって寝付きにくくなるかもしれません。

これがBCAAを寝る前に摂ると寝つきが悪くなる理由です。
特に炭水化物を制限し、BCAAに偏った食生活をしている場合はこの傾向が強くなる可能性が高いと言われています。
そのためダイエットなどの一環で炭水化物を制限されている方は特に要注意です。

BCAAの睡眠に与える影響については以下の動画でも紹介されています。

参考動画はこちら

筋肉の成長に良質な睡眠は欠かせない

筋肉の成長、回復に睡眠はとても大切です。
筋トレが睡眠の質を高め、睡眠が筋トレの効果を高める相乗効果もあります。

一日ゆっくり過ごした日よりも、適度な運動をした日の方がぐっすり眠れたなんて経験はありませんか?
何もしないで体を休めるよりも、軽い運動をした後、体を休めた方が疲労回復効果が2倍以上あるというデータもあります。

筋肉の強化を促すホルモンとして、成長ホルモンがあります。
その成長ホルモンの分泌は睡眠中に行われます

睡眠の質が悪いと成長ホルモンの分泌が阻害され、結果として筋肉の修復、発達の妨げになってしまいます。
トレーニングにより適度に疲労し、良質な睡眠によってその疲労の回復と筋肉の成長を促す。
このように睡眠は筋トレと切っても切れない関係にあるのです。

睡眠の質についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事が参考になりますよ!

参考記事はこちら

上でご紹介したように寝つきが悪くなるということは、良質な睡眠を妨害してしまうことになります。
これではせっかくトレーニングの効果を上げようとして摂ったBCAAが逆効果になってしまいます。

くま
くま
それじゃあ、寝る前には何も摂らない方がいいのかな?

寝ている間に筋肉が合成されていくことを考えると、その手助けになるものは取り入れたいですよね?
寝る前に摂るサプリとして、ここではプロテインをご提案します。

寝る前に飲むならプロテインの方がいい

BCAAのメリットは吸収の速さです。
ですが、入眠時に飲むことを考えると、吸収の速さはメリットにならないのではないでしょうか。
睡眠中に栄養補給できないことを考えると、ゆっくり吸収されるものの方が良いのではないかとも思えます。

いぬ
いぬ
じゃあ、寝る前に食事を摂るのはどう?

消化スピードが落ちると言われる睡眠の前に普通に食事を摂るのも考え物です。
胃もたれなどの原因になるので避けた方が良いでしょう。

これらのことを総合的に考えると、寝る前に飲むのであれば食事よりも消化吸収しやすく、ダイレクトに筋肉の材料であるプロテインを飲むのが一番良さそうです。

BCAAの摂取タイミングについて詳しく知りたい方は下の記事を読んでみてください。
BCAAとプロテインの併用などについてもご紹介しています。

参考記事はこちら

まとめ

今回の記事の要点をまとめると、以下の通りです。

  • BCAAを睡眠前に摂るとメリットもデメリットもある
  • BCAAを睡眠前に摂ると寝つきが悪くなる危険性がある
  • 睡眠前に摂るならBCAAよりプロテインの方が良い

今回はBCAAと睡眠の関係についてご紹介しました。
意外と睡眠に悪影響があることも分かりましたね。

トレーニング効果を上げるためにも、サプリメントを取り入れるのはいいことです。
せっかく取り入れるなら、適切なタイミングで使って大きな成果を狙いましょう!