睡眠障害・・・日常生活や仕事にも影響する不眠症の原因は?

睡眠

明日の朝早く起きなくてはいけないのに、ベッドに入ってもなかなか眠れない。眠れたと思ってもすぐに目が覚めてしまう。早朝に目が覚めてしまってそこから眠れない。熟睡できず、翌朝も疲れが残っている・・

寝なくてはいけないと思っているのに眠れない睡眠障害。とても辛いですよね。

睡眠障害とは、睡眠に何らかの問題がある状態のことで、その要因は人によって様々です。

睡眠障害のタイプ

  • 入眠障害・・寝つきが悪くて眠りにつけない
  • 中途覚醒・・眠りが浅くて何度も目が覚めてしまう
  • 早朝覚醒・・起床時間よりも早く目が覚めてしまう
  • 熟眠障害・・ぐっすり眠れたという満足感がない

心配事があり寝付けない、昼間に寝てしまって眠れない、などのことは誰にでも起こりますが、通常数日で元の睡眠サイクルに戻ります。

しかし、上記の問題が1ヶ月以上続き、仕事や日常の生活に支障をきたす場合は不眠症と診断されます。

治療法は?

睡眠障害を放っておくと、生活習慣病にかかるリスクを高めたり、慢性疲労症候群や鬱病を引き起こします。長期に続く場合はためらわずに心療内科や精神科を受診しましょう。疾患や内服している薬が原因なら、主治医に相談しましょう。

また、ドラッグストアで睡眠導入剤を購入することもできます。しかし、ストレスや生活習慣が原因なら、根本的な解決にはなりません。

自分でできる解決法としては・・

  • ストレスの原因を取り除く
  • 定期的な運動をおこなう
  • 規則正しい食生活を心がける

などがあります。

そして、睡眠前に副交感神経を活発にさせると、良質な睡眠をとることができます

軽いストレッチやヨガをおこなう

軽いストレッチやヨガは幸福感を感じるセロトニンを分泌させるため、良い睡眠をとることができます。

ゆるめのお湯にゆっくりつかる

人の身体は体温が下がることで眠気を感じます。寝る2時間前にぬるめのお湯に30分くらい入ると、体温が上がり、布団に入る時間には体温が下がってくるので、おだやかに眠ることができます。

リラックスする

自分の好きな香りや音楽で脳をリラックスさせ、ぐっすり眠れるようになります。

照明は眠りやすい明るさにする

眠る前の照明の色は暖色系がいいと言われています。やや暗い間接照明などにすることで、スムーズに眠ることができます。

寝る前に控えた方がいいもの

飲酒やタバコ、カフェイン摂取は覚醒作用があるため、控えた方がいいでしょう。

また、布団に入ってからスマートフォンを見ていると、スマートフォンの画面の光によって、脳が昼だと錯覚し、眠りにつきにくくなります。

睡眠障害の原因は?

そもそもなぜ睡眠障害が起こるのでしょう?

原因は主に5つに分けられます。

ストレスなどの心因性のもの
病気や怪我などの外因性のもの
薬の副作用などの薬学的なもの
神経症やうつ病、統合失調症などの精神医学的なもの
生活習慣や環境などの生理的なもの

心因性のもの

仕事や家庭の心配事など、主にストレスのせいで起こる不眠です。
ストレスの原因を取り除くことで改善されます。

外因性のもの

怪我や関節痛など痛みを伴う病気、喘息や気管支炎などの咳を伴う病気、湿疹などの痒みを伴う病気、頻尿で何度もトイレに行かなくてはいけないなど、病気が原因で起こる不眠です。
病気の症状を治療することで改善されます。

薬学的なもの

服用している薬やカフェイン、アルコールなどが原因で起こる不眠です。
薬の副作用や、飲酒やカフェイン摂取のコントロールをすることで、改善されます。

精神医学的なもの

不安や抑鬱など精神的な病気が原因で起こる不眠です。
専門医に相談し、適切な治療をすることで、改善されます。

生理的なもの

生活リズムの乱れや時差ボケで起こる不眠です。
生活リズムを整えたり、リラックスすることで改善されます。

まとめ

様々な原因で起こる睡眠障害。

  • ストレスを溜めない
  • 寝る前にリラックスタイムを作る
  • 規則正しいライフスタイルを心がける

毎日良い睡眠をとり、心身ともに健康に過ごしたいですね。