睡眠のゴールデンタイムは嘘だった?美肌にも効き目無しなのかなぁ?
睡眠のゴールデンタイムという言葉はとっても魅力的ですよね。
なんかこの時間に寝るだけですごくお得な気がして是非その時間を寝て過ごしたい!と思ってしまいます。
これまでに多くの人がこの「睡眠のゴールデンタイム」を信じて来たに違いありません。
女性の間では美肌効果を期待してこの時間帯を睡眠時間にしている人も多かったのではないでしょうか?
ところがですね!最近の研究では「以前の睡眠のゴールデンタイム」というのは間違っていた!という事が分かったのだそうです。
一体何がどういう風に間違っていたのでしょうか?
期待していた美肌効果なども間違いだったのでしょうか?
実際には別の「睡眠のゴールデンタイム」というものは存在しているらしいです。
今回は睡眠のゴールデンタイムというのはどんなものであったのかについてのお話をさせて頂きます。
もくじ
今までの「睡眠のゴールデンタイム」の時間設定は嘘!
よく聞いていた「睡眠のゴールデンタイム」の話といえば下の様な内容でした。
(決まった時間に自分を合わせていくという事。)
ところがですよ。
この「睡眠のゴールデンタイム」っていうのはそもそも学術的な用語ではないのです。
しかも、この「ゴールデンタイム」の時間設定は最近の研究ではデタラメであったという事もわかりました。
今までに多くの人がこの言葉「睡眠のゴールデンタイム」の時間帯を信じてきたと思うのですが、
それは一体何故なのでしょうか。
理由は昔の多くの日本人は生活習慣として22時から0時位までには寝ていたからという事らしいんです。
皆がその時間に寝ていて健康的に過ごせていたから、
その言葉も「なるほど~」っと受け入れていたのかもしれません。
現代では夜勤の仕事などもあったりして、昔の様に夜に寝る事が出来ない人もいます。
「以前の睡眠のゴールデンタイム」の時間帯を信用しているとそんな人たちはこの「ゴールデンタイム」を活用できない事になってしまいますよね。
けれども今では睡眠のゴールデンタイムというのは誰でも日々経験していると言われる様になりました。
以前から言われている時間帯は嘘であったけれども
別の「睡眠のゴールデンタイムはある!」っと分かっただけでもまだ希望が持てますね!
本当の「睡眠のゴールデンタイム」は時計の時間ではない!
睡眠のゴールデンタイムというのは時計で確認できる時間ではないことが分かっています。
それは私達の睡眠中の時間帯だったんです。
「寝ている最中で、しかも成長ホルモンというものが体の中で盛んに分泌されている時間帯」の事を睡眠のゴールデンタイムというのだそうです。
寝る時間というのは個人でバラバラですから、「睡眠のゴールデンタイム」というのも皆バラバラになるんですね。
この点が以前の「22時から0時」という定時間説を否定する事になったんです。
「睡眠のゴールデンタイム」は誰にでも起こる!
睡眠のゴールデンタイムというのは人が寝るタイミングによって引き起こされます。
だから誰でもゴールデンタイムは持っているという事になりますよね。
成長ホルモンが分泌される仕組み(動画も紹介)
ご存知かもしれませんが睡眠というのは浅い眠り(レム睡眠)から深い眠り(ノンレム睡眠)に入り、再び浅い眠り(レム睡眠)になってまた深い眠り(ノンレム睡眠)に入っていくという様な周期があります。
文章だと分かり辛いかもしれないので~
下にこの「睡眠の周期について」解説してくださっている動画をご紹介しておきますね~!
動画の前半に出てきますよ~!非常に分かり易く解説してくださってます~!
動画の説明にあった様に最初の浅い眠り(レム睡眠)から深い眠り(ノンレム睡眠)を通り、
次の浅い眠り(レム睡眠)までの間が大体90分くらいらしいです。
その90分の中に深い眠り(ノンレム睡眠)は1回あるという事です。
成長ホルモンというのは睡眠直後の最初の深い眠り(ノンレム睡眠)の時に最大に分泌されて、次に来た深い眠りの時に一回目よりも少ない量の成長ホルモンが分泌されます。
大体はこの2回で成長ホルモンの分泌量はピークになります。
これ以降はどんどんと分泌量はへっていき、目覚める頃には止まっています。
本当の睡眠のゴールデンタイムとはこの時間帯の事!
入眠してから2回の深い眠りを通過する間に成長ホルモンはほぼ全ての分泌が行われます。
この時間が入眠後約3時間位なのです。
この時間帯の事を本当の「睡眠のゴールデンタイム」と呼ぶのだそうです。
成長ホルモンの出方を解説してくださっている動画をご紹介~
素朴な疑問「睡眠のゴールデンタイム」だけ寝れば十分なのか?
睡眠のゴールデンタイムが重要な時間だと分かったから、その3時間だけ寝たらいいのか?って思う方もいるかもしれませんよね。
睡眠のゴールデンタイムは重要な時間ではありますけども、
その時間だけ寝ていれば間に合うのかというと、そんな事にはなりませんよ。
お間違いない様にしてくださいませ。
ほとんどの人には3時間の睡眠では足りません。
睡眠負債になってしまいます。
ショートスリーパーの人なら良いのかもしれませんが、ミドルスリーパーやロングスリーパーな人は充分に必要なだけ睡眠をとらないと日中の生活や心身の健康に悪い影響が出る事もありますよ。
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成長ホルモンの働きとは
先程からお話している成長ホルモンというのはどんなものでしょうか?
成長ホルモンとは
- 骨や筋肉、皮膚などに作用して成長を促すホルモン。
- 通常は思春期に多く分泌される。
- 加齢とともに減少するが一生分泌される。
成長ホルモンの分泌による体への効果
成長ホルモンが分泌されると
- 筋肉や皮膚の成長を促進
- 骨の成長を促進
- 血中の糖を保つ
- 体内のナトリウムを保つ
- 脂肪の分解を促進
等の働きをしてくれるんです。
睡眠のゴールデンタイムと美肌効果
では、睡眠中に出てくる成長ホルモンをどうしたら美肌に使えるのでしょうか?
これは質の高い睡眠をとることにつきます。
より深い睡眠(ノンレム睡眠)をとる事が出来れば成長ホルモンの分泌量を増やしていく事が出来るのだそうです。
これで成長ホルモンの働きを強く出来るというわけですね。
成長ホルモンは、肌のターンオーバー(※)を正常化し、古くなった肌を新しい肌に入れ替える働きを促進します。
それにより、肌荒れや黒ずみの予防に繋がると言われています。
これが美肌に効果的に使えると云われている理由なんです。
(※)肌のターンオーバー・・・新しい皮膚細胞がつくられて皮膚の表面の古い細胞と入れ替わっていく仕組みの事。
美肌に使いたいとなれば自分で良い睡眠をとる事を頑張らないといけませんね。
良い睡眠をとる為にはどんな方法があるのでしょうか。
簡単に出来る方法を例として挙げておきますね。
睡眠の質を上げる具体的な方法とは
就寝90分前に40度の湯船に15分浸かる
深層体温(内臓の体温)を下げていくと眠くなり易いです。
だから寝る前に体温を少しだけ上げておくと寝るまでの間に段々と体温が下がってきて入眠しやすくなります。
就寝1時間前からブルーライトを浴びない
強い光は眠気を覚ましてしまいます。
それでは良い睡眠に入る事は出来なくなります。気をつけましょう!
日中に太陽の光を浴びる
日中に太陽の光を浴びるとメラトニン(眠りを促すホルモン)の原料である「セロトニン」というホルモンが分泌されるんです。
そのセロトニンがゆくゆくは睡眠ホルモン「メラトニン」に移り変わっていって良い睡眠に入って行きやすくなるんです。
1日15~30分近く日光を浴びるだけでセロトニンが十分に分泌されるので積極的に日光には当たる様に心がけましょう!
「睡眠のゴールデンタイム」を使って本当に美肌になれるのだろうか?
美肌は特に女性にとっては気になる事。
その思い入れというのもかなりのものがある事は想像できますよね。
「睡眠のゴールデンタイム」の効果を使ってお得に美肌になれるものなら是非そうしたい・・・
しかし、ここでハッキリさせておかないといけないと思うので書きますね。
結論∶「睡眠のゴールデンタイム」だけを利用して美容の美肌を実現しようとしても無理がある!」です。
残念ながら大人になると体内で作られる成長ホルモンは成長期よりも格段に減ってしまうのです。
だからそれを目一杯活用していったとしてもお肌にどの程度の効果が出るのかは分からないというのが本当のところらしいです。
少なくともその効果を科学的に証明した研究というのはないそうです。
従って、睡眠のゴールデンタイム中には確かに成長ホルモンの働きで皮膚の再生促進なんかも行われますが~
これはあくまでも元に戻す為の仕組みであって、更に良くしてくれるというものではないのです。
今より綺麗になりたいと思って使う努力をするよりも、
良質な睡眠をとって健康的でいれば「お肌の調子だって良くなるよね!」程度に理解しておいた方が良いかもしれませんよ。
ちょっと残念なお知らせでしたが美肌に関してはこの様な感じですね。
良質な睡眠で得られる効果について
睡眠中の成長ホルモンの働きで体は成長と回復が行われます。
その他にも良質な睡眠をとる事が出来るようになると心身に良い効果が現れます。
目覚めのスッキリ感も増して、疲労感も無くさわやかに一日が過ごせます。
眠気を起こさないのでハツラツと生活できるようになります。
日中の活動的な生活がまた、良質な睡眠をもたらし、からだとこころを健康にするという好ましい生活循環ができます。
体内のホルモンバランスというのも保たれやすくなります。
肥満や高血圧、循環器疾患、メタボリックシンドロームといった生活習慣病の予防にもつながります。
成長ホルモンが脳の疲れも和らげてくれます。
眠りの浅いレム睡眠中には思考力が高まるように記憶の整理や定着が行われているんです。
ノンレム睡眠中(深い眠り)だけではなくってレム睡眠(浅い眠り)にも大切な役割がある事を理解してしっかりと睡眠をとり、脳の機能を高める様にしましょう。
美肌でより美しくという事にはなりませんが、
健康状態が良くなれば血行も良くなり結果的にもお肌の調子は良くなります。
↓ ダイエットしやすい体質にもなりえます。興味があったらご覧くださいませ。 ↓
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良質な睡眠をとる為の心がけについての動画紹介
入眠の最初の90分間が後の睡眠の質を決めてしまうという動画があって分かり易かったのでご紹介しますね。
まとめ
今回は
- 今までの「睡眠のゴールデンタイム」の時間設定は嘘!
- 「睡眠のゴールデンタイム」は誰にでも起こる!
- 成長ホルモンの働きとは
- 睡眠のゴールデンタイムと美肌効果
- 「睡眠のゴールデンタイム」を使って本当に美肌になれるのか?
- 良質な睡眠で得られる効果について
等をお伝えしました。
本能的にも心惹かれる「睡眠のゴールデンタイム」なんですが、今までの勘違いを解きはらって自分の良質な睡眠をとる為の知識として利用して頂けたらと思います。
明日の健康は自分の意識で管理する!
誰に頼っても解決はしてくれない!
そう思って活き活きとした生活をお送りください!