ヨガ【シャバーサナのポーズ】はどこが難しいの?これをやる意味は?

ヨガ 健康

ヨガのレッスンでは度々使われるシャバーサナのポーズ。
このポーズは外見からするとリラックスして寝ているだけの様に見えます。
まだヨガを始めたばかりの人は退屈な無駄な時間と思っている人もいるかもしれません。

けれどもインストラクターからは最も難しいポーズの一つだとも聞かされることもあります。
一体なんで「このポーズが難しい」と云われているのでしょうか?
その理由についてお伝えしていきます。

合わせてこのポーズを行う意味についてもお伝えしていこうと思います。

ヨガ【シャバーサナ(シャバア―サナ)のポーズの効果】について

さて、シャバーサナのポーズなんですが、このポーズは別名で「しかばねのポーズ」とも呼ばれます。
このブログでもヨガ「しかばねのポーズ」という記事でご紹介済みです。
ただ横になっているだけに見えるポーズなのですが、実は素晴らしい効果を発揮してくれることもご紹介しました。

 

 【ご紹介済みのしかばねのポーズ 主な効果】
 

  • 自律神経を整える
  • 内観の気づき
  • 安眠効果
  • 月経トラブルの緩和

以上の様な効果が期待できる事をお伝えしました。

詳しくは「しかばねのポーズ」の記事をご覧になってくださいませ。

ここでは追加でもう2つ程ご紹介しておきますね。

  • 疲労の緩和
  • 頭痛、眼精疲労の緩和

という効果もあります。

最近ではパソコンの画面を見ての仕事も増えてきているので眼精疲労やそれに伴う頭痛などを感じる方も多いようですね。
このポーズは疲労回復ポーズともいえるものです。
シャバーサナのポーズというのは寝てリラックスした状態なので筋肉や内臓および神経等が休まることになります。

肉体的な要素が休まるだけではなく精神的な面もケア出来ます。
仰向けになった姿勢というのは血液も全身に行き渡り易くなります。
血液のめぐりが良くなった身体は、副交感神経が優位に変わってリラックスモードに入ります。

これが肉体と精神の疲労回復につながるのです。

シャバーサナのポーズは目を閉じて行います。
光もシャットダウンすることで、目や頭の疲れもケアできるというわけです。

行うのは簡単なポーズですが、深刻になってきている眼精疲労などの回復には効果が大きいといえます。

シャバーサナ(シャバア―サナ)を行う意味ってなんなの?

ここではシャバーサナを行う事によって身体の中でどんな事が起こってくるのかについてお伝えしようと思います。
つまりそれこそがシャバーサナを行う意味という事になりますね。

【シャバーサナのポーズは事前のア―サナのおさらいである。】

シャバーサナのポーズには体を休める目的があります。
その休んでいる間に生命力を発揮して元のあるがままの状態に変わろうとします。
更に、このポーズは「事前に行ってきたア―サナの効果を心にも体にも浸透させていくというもの」でもあります。
少しだけ詳しく書きますね。
いろんなア―サナを行ってきて身体どうならなければいけないのかを知ります。
(無意識なところでの認識です。)
そして効果が出る様になります。
最後にこのシャバーサナのポーズを行うことで、
その効果を「心」「身体」両方に沁み込ませることが出来るのです。
シャバーサナのポーズはヨガのア―サナの中でも
最重要ともいわれるのもこういった事が理由なんです。

【ヨガのポーズというのは何を目的にするものなのか?】

シャバーサナのポーズを理解する為にもヨガのア―サナの目的についても触れておこうと思います。

ヨガのア―サナ(ポーズ)は全身の筋肉の弾力を取り戻し柔らかくするものでありその手段

だといえます。

筋肉の緊張と弛緩を繰り返すことによって徐々に筋肉を柔らかくして弾力性を取り戻していく

のです。

筋肉柔らかくしなやかになってくると全身の緊張は解けていきます
緊張が解けると身体には良い面が色々と出てきます。
身体にとって緊張し続けているのはあまり好ましくありません

【全身の緊張が解けると良い事ってなに?】

緊張が解けて筋肉が柔らかくなってくると
全身の骨は丁度水の中に浮いているようなイメージに近くなります。
柔らかく動きやすくなっているんですね。

元のニュートラルな骨の位置を保てる様な状態になります。

それから、ほぐれた身体ってのは重力を感じやすくなるんです。
産まれてからズーっと重力の中で生活してきてますから、身体は重力を感じると安心していられる様になっています。
この安心感があるお陰で身体からは生命力が湧いてきます。
つまり緊張が解けてくると「無意識なところで生命力動き出す」に繋がってくるのです。

【シャバーサナのポーズは重力を感じる事そのものである】

このポーズは横になって全身の力を抜き、思考も止めているから緊張状態が無いです。
従ってシャバーサナのポーズというは重力を受け入れて感じるそのものであると言うことが出来ます。
つまり生命力を呼び起こすものであるという事になります。

【筋肉が硬直したままでは健康ではいられない理由】


身体の骨は筋肉のお陰でバラバラにはならないで全身の姿を保っています。
骨と筋肉のバランスがとれていれば身体の不調は起こりずらくなります。

筋肉は子供から大人になるまでにいろんなクセを付けていきます。
そのクセというのが筋肉を徐々に硬くしていってしまいます。
緊張して硬くなってくると引っ張る力が異常に強くなるんです。

引っ張り合うと骨や内臓の並び方にも影響が出る事もありますよ。

骨が一方向に強く引っ張られるズレてしまったり、
骨同士をくっ付けることになると内臓の空間が狭くなったりします。
それによって内臓の圧迫が起きたり、別の場所に移動させられてしまうなんて事にもなります。

圧迫されれば血流だって悪くなったりしますね。
こうして身体はだんだん不調になっていくのです。

その他にも硬くなってしまった筋肉というのは身体の回復の邪魔をする事だってあります。
せっかく身体が元に戻ろうとしているのに筋肉の引っ張る力が強いと骨も内臓も元の位置には戻れません

この様に筋肉が緊張して硬直したままになっている事は好ましくないって事がお分かり戴けたかと思います。

「子供の寝相が悪い理由とアーサナの共通点ってわかりますか?」

余談になりますが、
よく子供が「寝相が悪い」なんていわれるでしょ!
あの寝返りとかは実は身体がズレてしまった部分を元に戻そうとしているってご存知でしたか?

眠っている間に身体をねじったり、伸ばしたり、縮めたりしながら
骨の位置や内臓の位置、さらには筋肉の緊張状態を無くして元に戻そうとしているのです。
無意識のうちに生命力や回復力が働いて身体を健康な状態に保とうとしている訳です。

子供というのは周りの大人の真似をして身体の動かし方を覚えていきます。
そうしている間に体内の筋肉の使われ方に差が出てきます。
使いすぎている筋肉やほぼ使わないでいる筋肉などが現れて全身にバラツキが出てきます。

それをまた元に戻している無意識の行為が「寝相の悪さ」に現れていたのです。
子供の身体はやわらかいし、筋肉についたクセというのもまだ浅いので簡単に元に戻ってくれますね。

さてヨガでいえば体を捻じったり伸ばしたり縮めたりというのはアーサナとして行いますよね。
ア―サナをすることで身体を元のニュートラルな状態に持っていこうとしている」という事になります。
ヨガでは意識的に身体をコントロールして生命力や回復力を呼び起こしているという事になります。

大人は子供と違い筋肉についたクセというのは深いです。
毎日仕事などで同じ行動をする事も多くなるから筋肉は同じ動きを繰り返すことになりクセはどんどん深くなっていくのです。
ヨガのアーサナはこれを解消する為に作られたものです。

「子供の寝相の悪さ」「ヨガのアーサナ」生命力回復力利用しているという点で共通しているのです。

ヨガのシャバーサナのポーズが難しいって言われてるけどどうして?


ヨガであればシャバーサナのポーズは必ず行われています。
外見からは「じっとしているだけのポーズ」であるシャバーサナ

なんにも難しくないし、簡単にすぐ出来ると思っている方は多いと思います。

「寝転んでいるだけで時間を潰している。。。」
「お金払ってこれって何?」
そんな事思っている人いませんか?

実はこのシャバ―サナのポーズというのは奥深くって極めるにはとっても難しいのですよ。
インストラクターの方からもそう聞いた事があるのではないでしょうか?

こちらではこのポーズがなんで難しいと言われるのかについてご説明させて頂きますね。
少しでも誤解がとければ嬉しいです!!!

【シャバーサナのポーズの時には妄想が出てき易い。】

まずはこちらですね。
妄想なんです。
妄想ってのがこのポーズを極めるのを邪魔してきます

レッスンに行ってシャバーサナの時間になると
体からは力を完全に抜く様に!
頭の中は空っぽにして!
とインストラクターからも指導されますよね。

けれども言われた通り「静かに寝転んで頭の中を空っぽにしよう」と思っていても、
 

  • 友達や彼氏との喧嘩の事が浮かんでくる。
  • 会社の上司から怒られたことで腹が立ってくる。
  • その他にも妄想が。。。

なんて事になり易いですよね。

妄想が浮かんでくるとそれによって体に緊張が生まれる事も有ります。
特に怒りや恐怖の妄想からは緊張が生まれやすいです。

緊張が生まれれば筋肉には力が入ります。
仰向けで寝転んでいても
身体のどこかの筋肉は硬直したままになってしまいます。

感情的になって身体の全ての力が抜けなかったり、
あれこれと考え事をしている様だと
このポーズというのは完成していない。
つまり失敗という事になります。

この出てくる妄想に打ち勝つのが結構大変で、シャバーサナのポーズが難しいと言われる原因の一つになります。

【シャバーサナのポーズで身体の力を完全に抜く事難しい

「しかばねのポーズ」の記事内にも「全身の力を抜く事はとっても難しいのです」とお伝えしました。
力を抜く事がどうして難しいのかについてこちらでお伝えしますね。

「ここに力が入ってるけど抜き方が判らない。」

外見上では他の人には上手く出来ている様に見せられても
 

  • なんか肩に力が入ったままで抜けない!
  • 腰が浮いたままになっている!
  • ふくらはぎの力が抜けない!

等々。
自分では「ここの力が抜けていないなぁ~」っと分かる事ってのがあると思います。

いぬ
いぬ
んんん~どうしても力が抜けない~
力の抜き方がわからないよ~
いぬ
いぬ
いぬ
いぬ
どうしたらいいのよ~わかんないなぁ~

なんて事もありますよね。
身体の使い方がまだ上手く調節できない初心者の方は頻繁に感じる様になると思います。

「自分では力が入っている事に気づけていない。」

反対に「自分では完全に力を抜いている。完璧だ!」と思っていても、
 

  • 腕や手の平に力が入っていた。
  • 目や眉間には力が入っていた。
  • 股関節の力が抜けていなかった。

ということに後から気が付く事もあります。

これらは実際の身体の状態を正しく把握できていない為に起こる事なんです。
こちらもヨガをやり始めると皆が経験する事です。

「どこの筋肉にも力は入っていない」と思っていると改善するのは難しくなります。
だって上手く出来ていると思ってるんですから。
でも、気付いたらインストラクターやお友達にチェックしてもらうのもいいかもしれませんね。

先程の妄想から出て来る緊張ってのもこの部類に含まれるかもしれません。
やはりこの時にもシャバーサナのポーズ上手く出来ていない事になってしまいます。

どうでしょうか?この様に自分で完全に全身の力を抜いていくっていうのは結構難しい事なんです。

【シャバーサナのポーズ中は意識を無くしてはいけない

このポーズでは身体を完全に解き放ちます。(まるで亡骸の様に)
身体の全ての力を抜き、思考する事は止めます
そして「シャバーサナでは眠らないように!」と指導されますね。
思考は止めるけども意識だけは、まどろみの中で無くさない様にしておかないといけないのです。
この思考を止めながら意識は残しておかないといけないってのが実はホントに難しい所なんですね。

普段から疲れていたりすると シャバーサナで寝てしまう事もあります。
身体が寝る事を求めているし リフレッシュされる効果もあるのでそれはそれで悪い事ではありません。

ただ眠ってしまうと意識は無くなりますよね。
この意識が無くなってしまう状態だと~
「シャバアーサナの効果」というものは得られなくなってしまうのです。

「シャバアーサナでは眠らないように!」という理由はここなんです。
シャバーサナのポーズをとると「自分の意識とは無関係に働く生命力」が動き始めると言われています。
その効果を得る為にも眠らないというのが練習課題になります。

これがやってみると難しい。
頭では分かっていても「寝てしまいます。。。

もう既にシャバ―サナのポーズを何度もやっている人は寝てしまう事で悩まないでくださいね。
再度お伝えしますが、眠ってしまう事は別に悪い事ではないので
徐々に眠らない様に練習し続けましょう。きっと出来るようになりますよ。

どうでしょうか?
シャバーサナのポーズの難しさというものを理解して頂けたでしょうか。
極めていけばいく程、内面の難しさが出て来るのですね。

力が抜けているのか?チェック箇所です!

こちらでは身体から力が抜けたかどうかを確かめる部分毎のチェック箇所をあげておきますね!
全ては書けませんが確認は出来ると思いますよ!

他にも普段から力が入っちゃっているなぁ~
っと思うところがあればそちらもチェックするといいです!

色々と書いてありますが、最終的にはどこにも力が残っていないのを目指しますよ。
ここに書いてあるのは力が抜けているかどうかがまだ分かっていない人に
チェック箇所として使ってもらえたらいいなぁというものです。

【身体の脱力チェックする場所】

足の確認点:」

1.足の指先(親指から小指まで) 2.足の爪 3.足の指の付け根
4.足の裏 5.土踏まず 6.足のコウ
7.アキレス腱 8.足首 9.脛(スネ)
10.ふくらはぎ 11.膝 12.膝の後ろ
13.太モモ 14.太ももの裏(ハムストリング) 15.足の付根(左右)
16.股関節 17.お尻

腕、手の確認点:」

1.手の指先 2.手の指の爪 3.手の指
4.親指の付け根 5.手のひら 6.手首
7.腕 8.肘

頭、顔、首の確認点:」

1.あごの先 2.こめかみ 3.奥歯
4.喉の奥 5.舌の根元 6.唇
7.小鼻 8.ほお 9.まぶた
10.眼球の奥(下に落ちて心臓を見る) 11.眉間 12.額
13.頭頂部 14.脳(イメージで下へ) 15.耳の後ろ
16.首の後ろ 17.首の前

胸、背中の確認点:」

1.胸 2.ワキの下 3.鎖骨の周り
4.背中 5.肩 6.肩甲骨周り

お腹、腰の確認点:」

1.下腹(ヘソ下) 2.腹筋(ヘソ上) 3.腰(反っていないか)
4.胃 5.みぞおち

お家でシャバーサナのポーズを!実践動画のご紹介です。

ここではyoutubeで見つけたシャバーサナの実践動画をご紹介します。
シャバーサナは自分だけでも出来ますが、やはり誘導されながらの方が行い易いというもの。
眠ってしまわないで済むかもしれませんよ!(保証は出来ませんが。。。)

この動画は音声によるものなので見ていなくっても行えます。
目をつぶっていても大丈夫なんです。

聞きながら言われた通りにやっていけば余計な思考にとらわれないでシャバーサナのポーズに集中できると思います。

まとめ

  • シャバーサナの効果
  • シャバーサナを行う意味について
  • シャバーサナが難しいと云われるがどこが?
  • 筋肉が緊張して硬いままになっている事の健康への弊害
  • シャバーサナを行う時の脱力チェック箇所一覧
  • 自宅でシャバーサナのポーズを行う為の実践動画のご紹介

等をお伝えしました。

シャバーサナはヨガの中でも最も重要で且つ極めるのはとっても難しいポーズです。
今回の記事で少しでもシャバーサナについて理解を深めて頂く事が出来れば嬉しいです。

究極のポーズ、シャバーサナをマスターしてヨガの効果を最大限引き出してくださいね。