睡眠時の食いしばりを改善!就寝時マウスピースがおすすめの理由とは

健康 睡眠

「朝起きた時とき顎や首肩が疲れている」
「パートナーや友達に歯ぎしりがうるさいと指摘された」
そのような方は睡眠時の食いしばりを疑いましょう。

食いしばりはからだにとって様々な不調を引き起こす原因にもなります。
不調の予防のためにも、睡眠時にマウスピース(ナイトガード)を使用することがおすすめです。

今回は睡眠時にマウスピースの使用をおすすめする理由を詳しくお伝えしていきます。

睡眠時の食いしばりはどうしておこるの?

睡眠時に食いしばりがおこってしまうのは、主に日常的なストレスです。
睡眠時に無意識に食いしばることでストレスを発散させています。
また、歯並びの影響でかみ合わせが安定しないことでもおこります。

食いしばりの主な原因は精神的な部分になるため、ストレスを軽減し睡眠の質を上げるのも大切でしょう。
アロマを活用して、脳をリラックスさせてあげるのもおすすめです!

参考記事

食いしばりが引き起こすからだへの悪影響


食いしばりは以下のようなからだの不調の原因の一つになります。

  • 歯が欠けたりすり減る
  • 顎関節症(がくかんせつしょう)
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 顔のバランスが悪くなる

それぞれ詳しく解説していきますね。

歯が欠けたりすり減る

寝ている間に無意識に食いしばっていることで、上下の歯がこすり合わさることで歯が欠けてしまったり、すり減ってしまったりします。
そうなることで、かみ合わせがさらに悪くなってしまいますよね。

また、歯にヒビが入ってしまうとそこにばい菌が入り込み虫歯の原因にもなってしまうでしょう。
以上のことから、食いしばりは口内環境に大きく悪影響をあたえることがわかります。

顎関節症(がくかんせつしょう)

顎関節症の原因はたくさんありますが、食いしばりも顎関節症の原因の1つです。
食いしばりが強くなると、歯だけではなくあごにも影響が出てきます。
上あごと下あごにゆがみが出てしまい、咀嚼(そしゃく)時の痛みや嫌な音口が開けずらいなど、日常に影響が出てきてしまうのです。

頭痛

頭痛も食いしばりが原因でおこります。
食いしばりによって、噛む筋肉にずっと力が入っている状態になります。
力が入りっぱなしの筋肉は常に緊張状態になり、周辺の血管を圧迫。
脳への血流が悪くなってしまい頭痛が起きてしまいます。
そのような状態は簡単に改善するのは難しくなってしまいますので、頭痛が頻発するなんてことも少なくありません。

肩こり

食いしばりと肩こりも密接な関係があります。
「側頭筋(そくとうきん)」「咬筋(こうきん)」は、強く食いしばると筋肉が緊張状態になります。
緊張状態の筋肉は首肩周りの他の筋肉をも引っ張ってしまい肩こりにつながるのです。

肩こりの解消にはヨガもおすすめです。
緊張状態の筋肉をヨガで解放しましょう!

参考記事

顔のバランスが悪くなる

食いしばりは顔のバランスへも悪影響をあたえます。
食いしばりは表情筋の使い方がアンバランスになってしまうのです。
顔の左右差が気になったり、「エラの張りが気になってきた」なんて人も多く見受けられます。

就寝時マウスピースを使うメリット

冒頭でもお伝えしましたが、食いしばりを改善するためにはマウスピースを使うことがおすすめです。
睡眠時にマウスピースを使用するメリットは以下の通りです。

  • 食いしばりで歯がすり減るのをマウスピースが身代わりになってくれる
  • 食いしばったときの力をマウスピースが分散してくれる
  • マウスピースを使用することで食いしばりずらくなる

まず、前述したとおり食いしばりは自分の意志でコントロールすることは難しいもの。
そのためには、専用のマウスピースを使うのが確実で効率が良いのです。

就寝時にマウスピースを使うと、食いしばったときに擦れあう歯のダメージを防ぐことができます。
また、マウスピースが食いしばったときにかかる力を分散してくれるので、筋肉や顎にかかる負担を軽減してくれるのです。

そのため、前述した食いしばりによる影響すべてを軽減・予防してくれるでしょう。

マウスピースを選ぶポイントはこちらの動画を参考にしてみてください!

参考動画

マウスピースを使用するデメリット

とても有能なマウスピースですが、以下のようなデメリットもあげられます。

  • マウスピースを着用時の違和感
  • 清潔に保つためのマウスピースのケアが必要
  • コストがかかる

マウスピースは思ったより硬いため、慣れるまではやはり着用感の違和感が気になるでしょう。
また、口の中に入れるものなので衛生面も大切でしょう。人によってはマウスピースのケアが面倒に感じてしまうかもしれません。
睡眠時用のマウスピースは、自分の歯型に合わせて作成するオーダーメイドが基本のため、安くても3000~4000円はかかります。

ただ食いしばりが引き起こすからだへの悪影響を考えると、以上のデメリットはそれほど大きくないはずです。

市販で買える睡眠時用マウスピース

より効率よく睡眠時の食いしばりを改善するためには、歯医者でオーダーメイドで自分の型に合わせたマウスピースを作ることがおすすめです。
ですが、「できるだけコストを抑えたい」「手軽にケアしたい」という方には市販でも購入できるマウスピースがあります。

Cutona(キュトナ) マウスピース 眠りジェンヌ

  • 自分で自分の歯の形に合わせて成形できる
  • 価格 2000円~

デンタルマウスピース 軽量型

  • 自分で自分の歯の形に合わせて成形できる
  • 薄くて軽く、装着時の違和感をできるだけなくしたい方におすすめ
  • 価格 2980円~

O.M.CTOKYO 歯ぎしり防止マウスピース

  • 歯型をとる必要がなくすぐ使用できる
  • 価格 990円~

まとめ

  • 起床時の顔周りの疲労感は睡眠時の食いしばりが原因
  • 食いしばりを改善するためにはマウスピースがおすすめ
  • マウスピースを使うことで食いしばりの悪影響をすべて予防することができる
  • 市販でも睡眠用のマウスピースが購入できる

睡眠用のマウスピースを活用して、口内環境・顔周りの筋肉バランスを整え、不調の出ない日常生活を送りましょう!