フィッシュオイル(EPA,DHA)のサプリは筋トレに効果があるの?
筋トレをやっているあなたは、もう既にサプリメントを使っていると思います。
体の調子を整えたり筋肉を育てるのに良いサプリメント(ビタミンやプロテインなど)というのも沢山ありますからね。
今回はフィッシュオイル(魚油)のサプリメントについてお伝えします。
筋肉は負荷を掛けるだけじゃなくて、回復する時に大きく逞しく育ちます。
今回のフィッシュオイルはそんな回復系もサポートするサプリメントなんです。
この記事を読むことによって筋トレには何故フィッシュオイルが良いのかがバッチリわかっちゃいますのでどうぞ最後までご覧くださいね。
もくじ
フィッシュオイルは筋トレと相性がいい
体の調子を整える為には血液が滞りなく流れて体の隅々まで酸素や栄養分が行き渡る事が大切ですよね。
血液をサラサラにする効果があるのが「EPA ( エイコサペンタエン酸)」です。
フィッシュオイル(魚油)に含まれてるね。
筋トレは文字通り筋肉を動かして行うものなので血流はとっても重要です。
体内の酸素や栄養の巡りが良くなければ効果的に筋肉を付けていく事や健康的な体作りは出来ません。
フィッシュオイルは筋トレのサポートをしてくれる
と言えるんだね。
心臓の負担も軽くしてくれるとか
疲労軽減の効果も引き出してくれるのよね。
筋トレをするには欠かせない栄養素とも言えるのではないでしょうか。
筋トレに発揮されるフィッシュオイルの効果
- テストステロンの分泌が良くなり筋肉が発達する。
- 脂肪の蓄積を減らす効果。
- バテにくい体になる。
- 心臓の負担が減る
- 筋肉痛を緩和してくれる。疲労回復が早くなる。
- 関節と筋肉への損傷を緩和
テストステロンの分泌が良くなり筋肉が発達する
筋トレを行うとテストステロンの分泌が良くなります。
それに加えてフィッシュオイルを摂る事でテストステロンの分泌を更に促してくれます。
テストステロンは男性にとっては性欲、骨密度、体脂肪、筋量、筋力の増減に関与します。
赤血球や精子の生成にも関わる大切なホルモンなのです。
テストステロンの分泌レベルが高い人は筋力が伸びやすくて筋量が増えやすい。
女性にはテストステロンは当てはまらないのかが疑問に残ると思いますが、女性にもテストステロンは分泌されます。
しかし、男性ほどの分泌はなくそれに伴って筋肉の発達は男性を越える事は無いという事になります。
脂肪の蓄積を減らす効果。
フィッシュオイル(魚油、EPA、DHA)を多くとると、太りにくくなるという事を京都大学の研究チームが突き止めています(※)。
EPAやDHAを含むフィッシュオイル(魚油)の摂取は、脂肪燃焼細胞である「褐色脂肪細胞」の増加を促してくれるのだそうです。
この「褐色脂肪細胞」が体脂肪の減少をもたらす事になります。
※Fish oil helps transform fat cells from storage to burning(京都大学 2015年12月17日)
※Fish oil intake induces UCP1 upregulation in brown and white adipose tissue via the sympathetic nervous system(Scientific Reports 2015年12月17日)
体に脂肪が蓄積するのを抑える事が出来ればシャープな体の外見を得られ易くなるというものです。
バテにくい体になる。
赤血球には形があって普通の状態では毛細血管内には多くは入って行けません。
フィッシュオイル(EPA)を摂ると赤血球が柔らかく変化して形を変えやすくなります。
形が変わり易くなると言う事は多くの赤血球が毛細血管にもスムーズに入って行ける様になると言う事ですね。
結果として多くの赤血球と一緒に運ばれる酸素も毛細血管内に運ばれるのでバテにくい体が作られていくという事になるのです。
心臓の負担が減る
フィッシュオイル(EPA)の働きで血液がサラサラになるとドロドロの血液とは違って心臓への負担は軽くなります。
筋トレでは一度に多くの血液を送り出す事になりますが、その時にも心臓への負担が軽くなるという事になりますね。
筋肉痛を緩和してくれる。疲労回復が早くなる。
フィッシュオイル(EPA)を摂取すると筋肉痛からの回復が早まります。
筋肉細胞の損傷物質の発生量も抑えられます。
疲れも残りにくくなってくるので疲労の回復が早くなります。
関節と筋肉への損傷を緩和
フィッシュオイル(EPA)を摂る事で血中に現れる炎症物質は明らかに減少する事が分かっています。
結果、関節と筋肉が損傷するのを緩和してくれることになります。
減量期のフィッシュオイル効果についての動画紹介
フィッシュオイルは2種類
フィッシュオイルという呼び名からするとなんだか1種類のモノに感じてしまうのですが、実は2種類あります。
EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)です。
この2つは人の体内では作る事が出来ない必須脂肪酸の種類です。
オメガ3脂肪酸と言われるものなのです。
DHA => 脂分の多い魚(マグロのトロ、アンコウ肝など)に多く含まれている。
それぞれの持つ体への効果には違いもあります。
サプリメントもこのEPAが主なもの、DHAが主なものと分けて売られていますね。
EPAの働きとDHAの働きの違い
フィッシュオイルの成分には2種類があるとお伝えしましたが、それぞれの働きについては以下の通りです。
EPAの働き
EPAと言えば血液サラサラというのが一般的に言われる効果です。
EPAは1960年代に発見されてから世界中の医学者たちに研究され続けています。
血液の状態を健康的に保って、血栓が出来にくくしたりとか高脂血症を予防する事が分っています。
高脂血症の予防が出来るという事は動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞も予防するという事にも繋がってきます。
DHAの働き
DHAは頭の働きが良くなるのでは?という効果で一般的には知られています。
こちらはEPAに比べて遅くに発見されています。
1980年代後半に脳とか網膜の神経細胞に豊富に含まれているものである事が分かり、DHAを食べると頭を良くする事になるのではないか?という事で有名になった脂質です。
なんとこの研究は英国で行われたものですが、日本の子供の知能指数が高いのは魚をよく食べているからなのではないかというところが出発点であったそうです。
DHAにはEPAの様な血液サラサラの効果はないです。
DHAで確定的に分かっている事
EPAとDHAの研究ではEPAの方が純度100%のもので研究されてきているので人への効果がハッキリしています。
血液や血管の健康に良い効果がある事が医学的な研究から分かっています。
しかし、DHAは現状100%の濃度での研究は少なくEPAも一緒に混ざったフィッシュオイルの研究結果がほとんどというのが実情らしいです。
これまでにDHAで確定的に分かっている事は脳や神経、それに母乳にも含まれている栄養素であるという事だけです。
EPAをとる事でDHAの不足も補える
フィッシュオイル(魚油)には必ずEPAとDHAが入っています。
その為にフィッシュオイルをとっていればEPAもDHAも欠乏はしません。
更にEPAは体内でDHAに変換する事もあります。
しかしEPAは体内で消費されるので積極的に摂っていかないと確実に減ってしまいます。
食べ物からの摂取、またはサプリメントでの摂取は積極的にしたいものです。
筋トレにはEPAとDHAのどちらを摂取すればいいのか
先程もお伝えした様にEPAを充分に摂取していれば、体内でDHAが作られる事もあるのでEPAの摂取を積極的に行った方が良いでしょう。
フィッシュオイルというサプリメントならEPAもDHAも含まれているので気にしないで済みます。
EPAとDHAの違いを説明した動画の紹介
フィッシュオイルの摂取量
フィッシュオイルの必要量
「食事摂取基準(厚生労働省)」で以下のように示されています。
成人男性:2〜2.4g/日
鯖缶であれば約1缶程度
フィッシュオイルはいつ摂取するのが良いのか?
朝食後に摂取するのが効果的であると言われます。
※サプリメントは医薬品ではないので摂取のタイミングがきめられているわけではありません。 その為に摂りすぎにならない様に1日の摂取量には気を付けて摂る様にしましょう。
フィッシュオイルの副作用について
フィッシュオイルは血液をサラサラにするという効果があるので摂りすぎると出血時にすぐに止まらなくなるという事もおこります。
また、オイルなので摂り過ぎはやはり体にも良くないです。
フィッシュオイルのサプリメントは酸化に注意
フィッシュオイルは体にも筋トレにも有効なものである事は理解して頂けたかと思います。
しかしながら、フィッシュオイルのサプリメントならではの取り扱い注意点というものも存在しているのです。
フィッシュオイルは酸化に注意が必要なんですね。
酸化してしまったフィッシュオイルのサプリメントは体に害をおよぼす事もあるので本当にこの点は重要事項になると思います。
買い置きして飲まないで残っているものはご注意下さいね。
脂質は酸化し易いというのはご存知だとは思いますが、フィッシュオイルも例外ではありません。
っていうか酸化が早い部類かもしれません。
お魚を食べて、そこから直接にフィッシュオイルを摂る時には鮮度を気にしているので酸化については注意して食べているという事になります。
けれどもサプリメントとなると話は少し変わってきます。
サプリメントは加工品なので酸化の度合いが分かりずらくなってしまうのです。
フィッシュオイルのサプリメントは利用期限を守って、開封後は出来るだけ早く消費した方が賢明です。
その為にも大量のフィッシュオイルのサプリメントを購入するのではなく少量ずつ使い切れる量で買った方がいいです。
サプリメントは購入した時から酸化は始まっているものだと思っていてもいいかもしれません。
保存方法についても商品に書いてある事を良く確認しておいてください。
今回はあまり詳しくは書きませんが、次に紹介する動画の中でフィッシュオイルの酸化度合いを調べる方法について解説されているので見てみてくださいね。
フィッシュオイルの酸化度合いを調べる方法!について紹介している動画
おすすめのフィッシュオイル・サプリメント!
ここまででフィッシュオイルが筋トレに効果的である事は充分わかって頂けたのではないかと思っています。
次の段階では
世の中に沢山あるフィッシュオイルの中でもどれを選んだらいいのかなぁ~?
知っていたら教えてくださいよ~!
っと思うのではないでしょうか!
そこで私がおすすめするフィッシュオイルをここでご紹介しておきますね。
商品名:【フローレスEPA】
「生、生、生、やっぱりEPAは生オイル!」
「ちょっとの量じゃ意味が無い」
「トップクラスのEPA配合量」
「EPA+DHA 792mg」
「余計な添加物なし」
以上の様なキャッチフレーズでも分かる通り内容量がタップリと入っています。
少な過ぎず摂り過ぎずというとなかなか自分だけの判断では難しい事もありますよね。
1日の摂取必要量というものを粒数で確認出来る。
余計な添加物を使っていないからフィッシュオイルの成分だけを混じりっ気なしで摂れる。
フィッシュオイルの栄養をそのまま摂れてしまうという優れものなんです。
詳しくは上の商品名から公式のページに移って確認してくださいませ。
楽天のみんなのレビューでもかなりの高評価で、体にあっていたという感想も多かったです。
もしも、フィッシュオイルの選び方で迷っていたら参考にしてみて下さい。
まとめ
- フィッシュオイルは筋トレと相性がいい
- 筋トレに発揮されるフィッシュオイルの効果
- フィッシュオイルは2種類
- EPAの働きとDHAの働きの違い
- 筋トレにはEPAとDHAのどちらを摂取すればいいのか
- フィッシュオイルの摂取量
- フィッシュオイルはいつ摂取するのが良いのか?
- フィッシュオイルの副作用について
- フィッシュオイルのサプリメントの酸化について
- おすすめのフィッシュオイル・サプリメントはこれ!
等についてお伝えしてきました。
今回はフィッシュオイルが筋トレにとってどんな効果があるのかについてをお伝えしてきました。
テストステロンの分泌を良くして筋肉の発達を促進してくれて且つ体脂肪の蓄積を抑えてくれるという効果がありました。
それに加えて血液の巡りを良くする事とそれに伴って酸素や栄養素を体の隅々まで届けやすくして筋肉の疲労を回復して体調を整えるのにも役立ってくれる存在でした。
この様に筋トレには欠かせないものであるという事がお分かり頂けたのではないでしょうか。
サプリメントは便利なものではありますが、フィッシュオイルに関しては出来るだけ魚料理から摂るほうが良いとも言われています。
バランスの良い食事を摂って健康な体を作り上げていってくださいね。
知らなければ良くならない。
知ってもやらなければ良くならない。
体作りを良い方向に向かわせる為にフィッシュオイルを是非役立てて頂きたいと思います。
バキバキの割れてる体にレッツゴー!
※筋トレには食事が大切ですよね。筋トレ後の効果的な食事の方法はコチラも参考にしてくださいね。※
筋トレ後の食事。メリット&デメリット。おススメ食材&大切なこと。
先日の記事で筋トレ前の食事について書きました。 筋トレ前の食事。メリットとデメリット、おススメ食材を紹介します